tomoyoholic’s diary

徒然なるままに。

Talbott Diamond T Vineyrd Pinot Noir 2014 [カリフォルニア モントレー]

f:id:tomoyoholic:20170514142457j:plain

今年(2017)3月にMontereyを訪れた際に酔った...違う、寄ったワイナリーTalbott Vineyardsのピノ。スモークチキンがあったので何かに合わせようと開けてみた。

Talbottと聞いてピンと来た紳士がいるかもしれないがそのファッションとしてのビジネスを持っているTablottである。(まさかワイナリーでファッションカタログを見せられるとは思わなかったw)Wine LoverにはボルドーのChâteau Talbotが連想されるかもしれないけれど別物。

f:id:tomoyoholic:20170514150059j:plain

このピノ・ノワールはTalbotが有する畑の中で最も小さいDiamond T Vineyrdで育ったぶどうが使われている。1982年創立時、Talbotの歴史はこの小さな畑から始まったというのも感慨深い。

f:id:tomoyoholic:20170514150156j:plain

熟成からリリースまでの時間が長く生産量も低いため、高品質ワインとしてレンスランやバイヤーにもじわじわ人気が高まっている模様。そもそもこちらのワイナリーも別のワイナリーにここは行くべきだとオススメされたところで誰もが認めるワインということになる。

f:id:tomoyoholic:20170514150409j:plainf:id:tomoyoholic:20170514150501j:plain))

f:id:tomoyoholic:20170514150611j:plainf:id:tomoyoholic:20170514150550j:plain

若いカリフォルニアのピノらしい弾ける様な果実味があるけど、程よいボリュームで、Alc は14.3と高めだが、感じにくいほど突っかかりはなくエレガントでスムーズに喉奥に流れ落ちる。

こんな、若く気ままで溌剌として、なおかつ無垢で教養のある女性っている?と思われる様なワインでした。

私の中でピノはSonomaが一番なのですが、セントラルコースト、またサンタバーバラあたりはかなり注目した産地となっています。

 

 

Vinařství Mutěnice Merlot [チェコワイン]

f:id:tomoyoholic:20170514004808j:plain

知人にお土産にもらったチェコワインを開けた。

Vinařství Mutěnice Merlot

ビンテージのないメルロー

開けると湿った草原で吹くの香りがした。

大ぶりのグラスに入れてみるとアロマがとても恥じらう様にのぼって来るが、手を伸ばすとふいっとその可愛らしい手を引っ込められてしまう。

少し居心地が悪いみたいなので、少し小ぶりのリースリンググラスに入れ直す。

どうやらこちらのほうが居心地が良くご満悦らしい。急に饒舌に語りかけて来るようになった。

色は若く明るいのだが香りは結構ませたところもある。酸は低め。

 

調べてみるとこのワインが育まれたムチェニツェ(Mutěnice)はチェコの南東にありスロバキアオーストリアの国境近くというちょっと面白い地域にある。

チェコスロバキアハンガリーオーストリアをくっつけてみるとそれぞれが花弁となり集まると一輪の開いた花の様な形をしておりムチェニツェの位置はその花冠の中心に近く、全く知識はないけれどそれぞれの国の交流があって影響し合い入り混じり独特の文化が生まれていたらと想像しなんだか楽しく思えてくる。

北緯はほぼ49度でワイン用ブドウの北限に近く、なるほど通りでメルローなのにこの少し儚げな色やアロマかと納得した。

f:id:tomoyoholic:20170514004807p:plain

 

チェコといえばモラビアワインが有名で以前同じ知人にもらったはず。テイスティングノートが残っていないか探してみようかな。